(2020年1月14日初稿)
2019年の8月から趣味で始めたDTMでのカバー曲作成ですが、やっている内にだんだんと作成においての流れが出てきました。
細かいことを言ったらきりがないので、今日はカバー曲作成にあたっての大まかな流れを説明したいと思います。
この記事を読んでDTMでのカバー曲作成を趣味にしようかなと思っている同志のためになればいいかなと思います。
カバー曲作成の流れ
まだまだDTM歴の浅い初心者ではありますが、数曲作っていくうちにカバー曲作成の流れがわかってきたので
だいたいの工程を書いていきます。
アプリでBPM打ち込んで調べる
曲のBPM(曲の早さ、テンポ)はネットで「〇〇〇 BPM」みたいに曲名とBPMを入力すれば
出てくることもありますが、出てこない曲も多数あるので、
僕はアプリでBPMを調べています。
アプリの検索画面でBPMと打てばアプリが出てくるのでダウンロードしてください。
アプリを開いて原曲を聴きながらテンポに合わせて画面を数回タッチすると
BPMが表示される仕組みになっています。
かなーり便利なので使ってみてください。
アプリを開いて曲に合わせて画面をタップするだけなので
この作業は1分くらいで終わります。
BPMがわかったらDAWの作業画面にBPMを打ち込むだけです。
コード進行を調べる
曲のコード進行は「〇〇〇 コード」みたいに曲名とコードをググれば
U-フレットとか楽器meみたいなサイトが出てくるので簡単にわかります。
検索するだけなのでこのコード進行を調べること自体は1分くらいで終わります。
僕はこれを印刷して使っています。
コードパッドでコード打ち込む
他のソフトはわかりませんが、僕が使っているDAWのCubaseにはコードパッドと言って
キーボードを1つ押すだけでコードが入力できるシステムが内蔵されています。
あとはBPMを鳴らしながら曲に合わせてコードを打ち込んでいくだけです。
曲の難易度にもよりますが、1曲打ち込むまでに20分から1時間くらいかかります。
仮歌入れる
コード進行を入力するのと仮歌を入れるのは前後してもOKです。
仮歌を入れておくと他の楽器の音源を入力する際に今どのあたりを作業しているのかよくわかって便利です。
この作業はリズムさえ合っていればクオリティは問わないので10分もかからないくらいでおわります。
楽器の音源はDAWに入っているので原曲と聞き比べて似ていそうなものを選ぶ
楽器の音源を入れる前というか入れながらでもいいですけど、
例えばギターはギター、ドラムはドラムなど、同じ楽器でもDAWにはいろんな種類の音源があるので
原曲を聞きながら合いそうな音源を探していきます。
僕が使っているCubase ProはCubaseシリーズのなかでも最上位のグレードなので1000を超える音源が
搭載されています。
といってもそのすべてを使いこなせているわけではありませんし、そんな人なかなかいないと思います。
実は耳コピで音源を打ち込むよりも、このまず音源を見つける作業の方が一番骨が折れる作業かもしれません。
リズム隊入れる ベースは後でもいいかも
コードと仮歌まで入れてしまったら後はドラム・ギター・ベース・シンセサイザーなどの音源を打ち込んでいくだけなので
やりやすい楽器から打ち込んでいけばいいと思いますが、
セオリーとしてはリズム隊と呼ばれるドラムやベースから打ち込んでいくのが基本です。
(僕はベースは後回しにすることが多いですけどね)
リズム隊から打ち込むと一気に曲がしまって曲っぽくなるので、
カバー曲作ってる感が出てきてモチベーションも上がります。
イコライザーで聞き心地を調節する
イコライザーで音源の低音・高音部分を潰したり強調させたりすると聞き心地がかわります。
音源を打ち込む前や打ち込みながらでもいいですけど、僕はながらですることが多いです。
イコライザーについては僕もまだ知識が浅く、おそらく細かく書こうとすれば本1冊分くらいになると思います。
この記事はカバー曲作成の流れを紹介するだけなので、イコライザーのことなどについて詳しく知りたい方は
本を読んだ方がよくわかると思いますし、後々僕のスキルが上がればわかりやすくまとめて記事にするつもりです。
わかりやすい、やりやすそうな楽器からいれていく
ここがメインの作業です。
曲によってピアノが難しかったりギターが難しかったりと、
カバーする曲によってどの楽器をどのように使っているかは異なりますよね。
なので僕の場合は聞こえやすかったり比較的難易度の低い楽器から打ち込んでいきます。
僕は演奏ができないので少しずつ地道に耳コピで打ち込んでいくだけなので、
この作業だけで何時間もかかります。
アレンジしたり簡易化すれば作業は早くなるものでしょうが、
僕はなるべく聞こえたままを打ち込もうとしているので、結構な時間がかかりますが
演奏や音感についてスキルアップしていくと作業時間はだんだんと早くなっていくのかなと思います。
とりあえず一番を作る
とりあえず1番さえつくっておけばあとは楽です。
2番からは繰り返しだったり間奏を入れたりするだけなので。
1番と同じところはコピペすればOKです。
2番からこまごまとした楽器のトッピングがある曲も多いですが、基本が出来ているのであまり手間な作業ではなくなります。
カバー曲作成を始めてから気づいたのですが、
多くの曲が2番からドラムやベースなどのリズム隊を使っているというパターンが多いですね。
なのでそういう曲の場合はリズム隊の打ち込みを後回しにすることもあります。
ミキシング
音割れ防止などのリミッター設定は、最初の設定でしてもOKです。
各パートの音量の調節や、イコライザーでの聞き心地の調整などを行います。
これをするとしないでは、同じように打ち込んでも全く聞き心地が違うので絶対にすることをおすすめします。
ミキシングについては僕もまだまだ素人なのですが、これについては本を読んだりすればわかることです。
まぁこれについては底なし沼的な感じで終わりがないみたいなので、聞きやすく納得のいくところで終われば良いと思います。
正直僕もまだ音圧アップのコツとかよくわからんです。
曲通して出来たらガチの歌入れする
カバー曲が一通りできたら歌入れを行います。
雑音などは後からカットできるので、気にせず歌っていきましょう。
マイクの前に譜面台を置いて歌詞を見ながら歌うと効率いいです。
何回か録音したら聞き比べて出来の良いパート同士をつなぎ合わせたりします。
ピッチ補正やリバーブを加えたりするのも良いでしょう。
あとはコーラスパートを入れたりすればOKです。
撮影
撮影については僕はただ横からiPhoneで撮影しているだけです。
ただ照明とかはちゃんとしないとなぁと最近考えています。
画質をよくするためにカメラを使ってもいいでしょう。
簡単に動画編集
動画編集ソフトは色々ありますが、僕はPower Director 18 Ultraを購入しました。
動画編集ソフトのなかでは安価な部類だし(僕が購入した時は12919円でした)使いやすいので僕みたいな初心者でもすぐつかえました。
高度な機能を搭載しているソフトですが、いまのところ動画と音源を合わせて少々テロップなどを入れたりしているだけです。
無料のソフトも良いものはたくさんありますが、様々な制限があるので結局安心して使える有料ソフトを購入しました。
投稿
ここまで終わればあとはサムネイルを決めたりタイトルやタグを打ち込んだりして投稿するだけです。
ここまで頑張れば1週間くらいで終わりますが、なかなかまったり進めているので1曲2-3週間はかかっています。
元々演奏が出来たり慣れている人は全部終わるまでに数時間くらいで済むんでしょうけどね。
まとめ:学習しつつ作業あるのみ
これは自分への戒めでもありなんにでも言えることですが、
学習して作業して改善してまた作業してという工程を繰り返してレベルアップしていくしかないんですよね。
あとはピアノが弾けると打ち込み速度も格段に上がると思うので
ピアノの練習も再開しようかなとおもいます。