以前の記事で僕は久保田利伸さんの初期について語りましたので、今日はその続きです。
中前期の特徴
今日は久保田利伸さんの中前期について語りたいと思います。
ちなみに初期だとか中前期だとかは僕自身が勝手に分けている考え方なので、意味が分からない人はこちらの記事を参照してください。
ちなみに中前期というのは久保田さんの年齢でいうと31歳から36歳までです。
髪型はサイド刈り上げで後頭部はチョンマゲというスタイルが主でした。
トップ画のパイナップルは当時の久保田さんの髪形をイメージしたものです(笑)
曲でいうと「ふたりのオルケスタ」から「Cymbals」までと考えています。
初期の24歳-30歳くらいまでの久保田さんの歌といえばパワフル・爽やか・伸びやかといった感じですが、中期から色気が加わってきます。
初期の代表作のおさらい
Missing
タイムシャワーに打たれて
流星のサドル
cry on your smile
北風と太陽
you were mine
Dance If You Want It
Indigo Waltz
give you my love
forever yours
雨音
夏の子午線
永遠の翼
To The Limit
といった感じで、時代的な流行もありソフトなロックやシティ・ポップ的な色が強かったです。
中前期の曲
ふたりのオルケスタ
夢 with you
夜に抱かれて
Sunshine Moonlight
虹のグランドスラム
LA・LA・LA LOVE SONG
Just the two of us
Cymbals
など、ブラックミュージックの要素も大きく取り入れ、独自のスタイルを確立させています。
アルバムでいうと
BUNPIN' VOYAGE
SUNSHINE MOONLIGHT
Funk It Up /
LA・LA・LA LOVE THANG
THE BADDEST III
をリリースした頃です。
1996年(34歳の頃)ニューヨークの同じアパートにたまたま住んでいたナオミ・キャンベルに頼んでコラボし「LA・LA・LA LOVE SONG」をリリースしたという有名なエピソードもこの頃です。
中前期のおすすめ曲ベスト5
第5位 Just The Two Of Us
1996年
全米デビューアルバムのSUNSHINE MOONLIGHTに収録された曲です。
元々はGrover Washington Jr が1980年に発表した曲をカバーしたものなんですが、カバーも原曲もめちゃくちゃかっこいいです!
おしゃれでノリが良くってこれぞGROOVY!!って感じで(笑)
留学経験のある僕からしても久保田さんの英語は非常に発音をしっかりと気にされて歌われているという感じがします。
かなり滑舌よくハキハキと歌っているという印象で聞きやすいです。
アメリカ人の友達にも聞かせたところ、初めて久保田利伸さんの曲を聴いたとき日本人とは思わなかったと言っていました。
米国滞在の長い久保田さんなので、当然と言えば当然なのでしょうが。
ちなみにその友達も久保田さんのファンになっています。
第4位 Cymbals
1997年
久保田さんに段階的にはまっていくにつれて知った曲です。
LA・LA・LA LOVE SONGやMISSINGなどが定番中の定番だと思いますが、他にもものすごい名曲があるじゃん!とおもうきっかけになったのがこのCymbalsでした。
非常にしっとりとした曲調で、夜にぴったりです。
出だしから高いキーなので、歌手でも原曲からキーを落として歌う場合がほとんどです。
それを久保田さんは難なく歌い、しかもとても美しいのです。
久保田さんの歌唱力とロマンチックな曲に酔いしれることのできる名曲中の名曲です。
第3位 夜に抱かれて~A Night in Afro Blue~
1994年
この曲はなんといっても非常にセクシーです。
初期にはあまりなかったテイストの曲です。
久保田さんの曲の特徴でもあり彼の強みでもあるのですが、セクシーなバラードなのに力強くて美しい声の伸びがあって、爽快ですらあります。
第2位 LA・LA・LA LOVE SONG
この曲をベスト5に入れないわけにはいきません。
誰でも知っている久保田利伸さんの名曲中の名曲でしょう。
カラオケで歌ってもこの曲を知らない人は今までいませんでした。
しかも誰でもすぐ口ずさめるくらいの半端じゃない認知度です。
1996年リリースなので、もう20年以上昔の曲なんですけどね。
カラオケ付きのBarとかで歌うとね、若い子から年上の人までみんな知っててノッてくれるので受けがいいです(笑)
久保田さんの歌唱の優れているところは音ハメの反射神経がすごいというか、何気ない部分でもリズム感と音のキレがすばらしいので、テンポよく聞こえて心地いい所です。
ボクサーでいうとめちゃめちゃジャブが速いみたいな(笑)
「どしゃぶりの午後を待って」のところとか、「どしゃ-ぶ-り-のごごを-まっ-て-」とベタッと歌ってしまうとかっこ悪いんですが、「タタタッ!タタッ、タタタッ!タッ!タッ!」みたいに声そのものでリズムを刻みながら歌っているんです(笑)
「ごごを-まって-」じゃなくて「ごごをッ、マッテッ!」なんです(笑)
たぶん意味わからないと思いますが(笑)
それができない歌手が多いんです(笑)
そういう部分も気にしながら聴かれてみると面白いかもしれません。
そして LA・LA・LA LOVE SONG をおさえて堂々の1位になった曲はこの曲です!
第1位 夢 with you
1993年リリース
チャンス!というテレビドラマの劇中歌として登場し、三上博史さん演じる本城裕二名義で実際にリリースされました。
アルバムでは「the BADDEST II」に収録されています。
しかもthe BADDESTⅡのアルバムの中にこの曲だけ別バージョンと合わせて2曲収録されているので、思い入れの強さを感じます。
曲調はバラードなのですが、サビはとても情熱的で伸びやか。
「熱い予感抱いて きらめく空へと」
の部分はさすが久保田利伸さんといった感じで、非常にパワフルな声量と伸びがあり、初めて聞いたときは強い衝撃を受けました。
カラオケでも必ず歌う大好きな曲です。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は前回の久保田利伸さんの前期の話の続きとして僕が勝手に思う中前記の話をしてみました。
24歳から30歳までとは明らかに違って、ブラックミュージック感がプラスされ艶や出てきて色気が増しています。
今回は30歳から36歳までの話をしたので、次は37歳から44歳までの中後期の話をしたいと思います。
それでは次の機会をお楽しみに。
今回紹介した曲はこちらにまとめておきます↓